2026-10-01から1ヶ月間の記事一覧
破滅の魔宮、セーフエリアでの野宿。 パチパチと爆ぜる焚き火の赤い光が、薄暗い迷宮の石壁を揺らしている。 「うん……私も、dayuくんが作ってくれた隙を絶対無駄にしないようにする」 二人の新人たちは、未熟ながらも自分たちにできることを静かに誓い合い、…
王都のギルドハウス。 魔女マギの『魔法の大釜』を破壊し、絶体絶命の危機を退けて帰還した六人だったが、その顔に安堵の色はなかった。 マギの規格外の恐ろしさ。そして、あの魔女を戦慄させたrcanuの「圧倒的な戦闘経験と実力」の底知れなさを、全員が肌で…
ゴォォォォォンッ!!!! 凄まじい轟音がエントランスに響き渡る。 dayuの渾身の一撃は、確かに大釜の亀裂を捉えていた。 しかし――。 「なっ……! 割れない!?」 大鎚を持つdayuの手がビリビリと痺れ、反動で彼自身が後方へ弾き返される。 『ふふっ……。そん…
シーズン2『煌灯ノ路標』 第三部:魔女マギ 第24話:押し寄せる魔物と、プリアモスの大釜 魔女の城のエントランスで、壮絶な戦いが始まった。 「こっちよ! ヘイトは全部私が持つっ!!」 最前線で大盾を構えるえるが、迫り来る魔物の敵意(ヘイト)を一身に…
重い沈黙が流れる。 みんが小さく息を吐いた。 「あんたたち、捨てられたわね・・・・・・」 みんから冷酷な事実を突きつけられ、nonoたちは夜の王宮前広場で立ち尽くしていた。 魔女マギの元へ至るための「転送」というルートは、完全に閉ざされてしまった…
息を切らし、蒼白な顔でギルド『煌灯ノ輪』本部へと駆け込んできたnonoたち。 その尋常ではない様子に、ロビーで顔を合わせたみんが眉をひそめて立ち上がった。 「あんたたち、何があったの??」 みんの視線は、nonoたちの顔からすぐに、nonoの腕に嵌められ…
謎の女から『ケテルの腕輪』を渡されて以来、nonoたちの毎日は、息の詰まるようなルーティンに支配されていた。 王都周辺で魔物を討伐し、亡骸から浮かび上がる淡い光――『魂魄』を腕輪に吸い込ませる。そして、その満ちた腕輪を彼女のもとへ届けるのだ。 「…